【海外の反応】なぜ京都アニメーションはトップクラスのアニメ制作会社なのか?
いつものごとくネットサーフィンしていたらこんな記事を発見しました。
そうです。京アニです。京アニの素晴らしさについて書かれた記事だったので、京アニ好きの私としては是非紹介せねばという思いで本記事を書くに至りました。
以降、拙いですが翻訳です。
京都アニメーションの作品は他のアニメ制作会社のものとは異なる。そのアニメーションのスタイルとストーリーは他の制作会社のものと一線を画しているのだ。
そのハイクオリティな映像は同時代のものと比較しても素晴らしい。なめらかで入り組んだアニメーションが連続していると同時に、背景は非常に緻密だ。
京都アニメーション(以降京アニ)の特徴は一般のアニメ制作会社と違い、アニメーターを社員として雇っていることにある。通常アニメ制作会社はアニメーターをフリーランスとして扱い、生産したぶんにしか給料を支払わない。
このインセンティブがクオリティを後押している1つの要因となっている。社員として雇われるということは、京アニのアニメーターにとって、より多くの時間を作業に費やすことができることを意味する。
また京アニは、ダイナミックで感動的なクライマックスを作るより、キャラクターの内面にフォーカスしたストーリーを生み出す傾向がある。
涼宮ハルヒの憂鬱やけいおん!、Free!のような作品ではキャラクターの表現やハンドジェスチャー、ボディーランゲージに重点が置かれている。これによってより細かい表現が可能になるというわけだ。
聲の形が良い例だろう。聲の形は2016年の映画で、主人公の将也はかつて小学生時代にいじめていた少女、硝子に償いをしようと試みる。
痛ましく絶望的だが希望に満ちたストーリーだ。
また、聲の形は必ずしもアニメ化される必要はなかったが、京アニのクリエイター達の表現力によってキャラクター達が何を感じているか、言葉がなくともわかるようになっている。
そういった瞬間が硝子が他者との手話や筆談などに現れている。他にもキャラクターの1人が途中で髪型を変えるが、これは自信がついていることがわかる。
一方で硝子の妹は死んだ動物の写真を部屋中に貼っている。当初私は、ただ癖のあるキャラクターだと思っただけだった。
しかし、これは見方によっては硝子と実際の会話がなくとも、コミュニケーションを取ろうとしているようにも見えるだろう。
これらは京アニの監督、山田尚子が細かい表現を上手く際立たせている良い例だ。
驚くことにこの作品は京アニ初のテレビシリーズを挟まない映画だ。もちろん京アニは他にも長編作品を世に出してはいるが、いずれもテレビシリーズの続編という形をとっている。
他の制作会社とは違った手法を続けている限り、京アニは独特で、記憶に残る作品を生み出し続けるだろう。もし京アニが今の路線を続けるのであれば、いつかスタジオジブリのような会社になる時が来るかもしれない。